仕事上のミスを完全になくすのは無理なことですが、そのリスクを最小限に抑えることができます。大きなアクシデントを防止するために重要なのが、ヒヤリハットについての情報共有です。
実際に事故や問題には発展しなかったものの、ミスによってヒヤリとした出来事がヒヤリハットです。多くのアクシデントは、そのヒヤリハットを無視したり、リスクに気付かなかったために発展します。そのため、ひとつ前の段階のヒヤリハットが起きた時点で、社員同士で共有することが大事なのです。
具体的には、どのような出来事が生じたのか、どうしてそのミスが生じたのか、そして、どうすればそのミスを防止できるかという点を考えてチーム内に伝達します。そうすることで、チームの中で同じ事態を繰り返すことがなく、未然にアクシデントやヒヤリハット自体も防げるようになります。
特に、部署に配属されたばかりの社員や新入社員などがいるところでは、経験不足からのヒヤリハットが多く起こりやすい状況です。チームワークで事故を防止するために情報を蓄積しておき、仕事を始めるにあたってその情報も教えることが重要なのです。
さらに、ヒヤリハットが起きるのが、人によるミスというよりも環境が原因ということもあります。危険な箇所がある、システムが分かりにくいといった問題があると、誰が作業をしていてもリスクがあります。
ヒヤリハットを防止するためには、環境自体を改善したり、場合によっては業務やシステム自体をなくしたりした方が良いケースも出てきます。
Comments are closed.